2009年3月  

サハラ砂漠のサハラは砂漠の意。砂漠砂漠で誘拐

2008年9月24日水曜日



9月22日

エジプト南西部サハラ砂漠の辺境地帯を旅行中だった外国人とエジプト人のグループ19人が、覆面をした一団に誘拐される事件が発生したとエジプト当局が22日に発表した。観光省ではこの事件について、テロリズムではなく強盗団による犯行だと発表、一味からは身代金の要求があったという。金額は明らかにされていないが、関係筋の間では、400万ドル~600万ドル(約4億2600万円~約6億3900万円)が要求されたという情報もある。国営中東通信は、人質の返還交渉が現在進行中だというゾヘイル・ガラーナ観光相の説明を報じた。誘拐された人たちの国籍はドイツ人5人、イタリア人5人、エジプト人4人、ルーマニア人1人。しかし、国営中東通信はエジプト人について、ガイド2人、運転手4人、警備員1人、旅行会社オーナー1人の計8人が誘拐されたと報じており、人数が食い違っている。グループが誘拐されたのは、エジプトとリビア、スーダンとの国境に近いGilfel-Kabir。現場の南にあるアスワン市の警察署長は、犯人は覆面をかぶった4人のエジプト人だったと発表した。

9月23日

エジプト南西部サハラ砂漠を旅行中だった外国人観光客とエジプト人の計19人が武装集団に誘拐された事件で、中東通信は23日、エジプト政府関係者の話として、同政府による人質解放に向けた努力が依然として続いていると報じたこれに先立ち、ニューヨークを訪問中のアハマド・アリ・アブルゲイト外相は、人質19人は無事解放されたと発表しているが、報道はこれを否定するものとなった。中東通信によると、ホサム・ザキ外務省報道官も「外相のコメントが正しく伝わっていない。エジプト政府からの情報によると、事態に変化はない」と認めた。この事件では、イタリア人5人、ドイツ人5人、ルーマニア人1人とエジプト人のガイド、運転手、警備員ら計19人が武装グループに誘拐されている。


今から少し前の出来事ですが同じ場所で事件が有りました。

一方では
今年の2月中旬から3月中旬にかけて、31人の欧州人観光客がアルジェリアのサハラ砂漠で次々と行方を消している。これらの観光客に共通しているのは地元ガイドが付いていなかったこと、自らジープに乗り、チュニジアから南下してサハラ砂漠へ向かっていたこことだ。ア ルジェリアの国営ラジオは4日、ラクダー・ドルバニ観光大臣が「誘拐された観光客を取り返すべく交渉中」という趣旨の発言をしたと伝えたが、5日、観光省はこのような発言はなかったと否定。観光省は「観光客は生存していると思われ、政府は見つけ出す努力を尽くしている」と公に述べただけで、6日には「交渉は一切行われていない」と強調した


行方不明のスイス人4名のうちの二人、シルジャ・スタエリさんとシビル・グラフさん。


事件の経過
 
消えた4名(男2人、女2人)のスイス人は2月25日にアルジェリア南東のウアルグラ‐ジャネ間の砂漠で誘拐されたものと推定され、彼らの乗っていたジープと所持品が見つかった。さらに同日、周辺の地域で4人のドイツ人とオランダ人1人が消息を断った。その後、次々と同じ サハラ砂漠で7つの別々のグループ、合わせて31名が2月中旬から3月中旬の間に行方不明になっている。観光客はスイス人のほか、ドイツ人15名、オース トリア人10名、オランダ人1名、スエーデン人1名。どのグループも地元ガイドなしで旅行していたという。4月下旬にやっと、何者かに誘拐されたことが明 らかになった。

生存は ?

 アルジェリアの内務省は2日、「行方不明になった31名の観光客は生存しているとみられる強い手がかりがある」と発表した。しかし、誘拐犯がこれまで挙げられていたようなテロリスト、イスラム原理主義者、密売人、放牧民なのかといったことについては一切触れなかった。5日付のAFPによると、外交筋が「31人は無事に生存中で誘拐者から3回も移動させられた」と話しているという。アルジェリアの 地元メディアは観光客がイリジ(アルジェから1700キロ南東)とタマンラセの地域にいると推測している。

ビンラディンと関係グループ ?

現地の地元メディアはオサマ・ビンラディンのアルカイダと関係があるイスラム原理グループなどの名前を挙げているが詳細は全く分かっていない。アルジェリア紙エルワタンは「観光客は別々のグループに捕まっており、ラクダでしかいけないような険しい岩場の隠れ場所にいる」と伝え、ナイジェリアとリビアとの密輸者が跋扈している地域だと説明している。アルジェリ ア政府はガイドなしで、5千キロ平方メートルにも渡る砂漠を旅行していた欧州の観光客について「当局に旅程を通告もせず、ガイドも付けずに旅行して全く不用心だ」とこぼしているという。しかし、地元関係者によるとチュニジアから南下するサハラ砂漠のこのエリアは今まで安全と見られており、このような事件が おきたのは今年になって初めてという。スイス政府は連邦警察官を調査のため現地に送り、アルジェリア政府へ再度、事件解明を要請している

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